こんにちは!ぐりこです。
今日はコルギの盲点についてお伝えいたします。
流行りの美容法って、みんながやってるから私も!みたいな感じで試しに受けてみる方も多いですが、人間の身体の仕組みを理解していれば、「この美容法は常識的に考えておかしいのでは?」などと判断することができるんです。
今回はコルギについて、人間の身体の仕組みから考えた意見を述べたいと思います。
コルギはとにかく危ない
みなさん、骨に異常を感じたときには、整形外科に行ってレントゲンを撮ることもありますよね。
それはなぜかと言うと、身体の内側の見えない部分のことを知るためです。
筋肉の状態は触ればある程度分かることもありますが、骨の状態は触ってもわかりません。
コルギは、その見ても触ってもわからない骨にアプローチする施術です。
施術前に頭部のレントゲンを撮るのであれば、クライアントの骨格の歪みを知ることができて、その方にあった施術を提供できるかもしれませんが、ただ触って、この辺かな~みたいな感じで骨を押すのは、危険行為です。
リラクゼーションサービスの禁止事項として、骨格矯正は厚生労働省の指導により危険行為として禁止されています。

わたしは側頭部に垂直圧をかけられて、ミシミシミシって音がして、奥歯から出血したからね。
コルギは民間資格となり国家資格ではないので、リラクゼーションサービスに位置付けられているはずです。
施術を受ける際には、このことを理解したうえで受けるようにしてください。
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間違った身体の仕組みの表現
前回も紹介しましたが、骨気メソッドというこの本。
間違った情報の記載が多いです。
正しくない情報を、無理やりコルギに都合がいいように記載しているように感じます。

こちらは骨気メソッドに載っていた漫画の一コマですが、骨がゆがむと筋肉が緩むと書いてあります。
一見正しい説明のように思えますが、違います。
正しくは、筋肉の緊張や弛緩により骨格がゆがみます。
逆なのです。
「骨を支えている筋肉の老化で、骨格がゆがむ」というとわかりやすいですね。
専門的な知識がなければ気付かないことですが、このように正しくない情報が本に掲載されている時点で、この施術の信頼性は薄く感じます。
コルギは筋肉にもアプローチしている
これは悪いことではないんですが、コルギは顔の土台である骨を動かす美容法とありますが、結局筋肉にもしっかりアプローチしています。
なぜなら、骨の上には必ず筋肉が存在しているからです。


こんな感じで、顔も頭も筋肉で覆われているんだよ。
なので、骨をダイレクトに動かしていると言っていても、絶対に筋肉にもアプローチすることになりますし、そもそも骨格の歪みの原因は、その骨についている筋肉の緊張や弛緩によるものなのです。
なので、コルギを受けて骨が動いたから小顔になったわけではないかもしれません。
コルギのマッサージの結果、筋肉のバランスが整い、小顔になっている場合もあります。
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まとめ
それでは、本日のおさらいをしていきましょう。
- 骨格矯正はリラクゼーションサービスとして、禁止行為に当たる。
- レントゲンも撮らずに骨にアプローチするのは、国家資格が必要なぐらい高度な技術が必要なはず。
- 骨気メソッドに載っている記事は、コルギに都合がいいようになのか正しくない表現が取り入れられている。
- 骨にアプローチしようとすると必ず筋肉にアプローチすることになるので、骨を動かせていなくても小顔になることはあると思う。
以上、いかがでしたでしょうか?
コルギを受ける際には、これらのことを踏まえた上で受けてほしいです。
骨気メソッドの本ですが、久々にじっくり眺めて、なんと真実ではないことが書かれているのかと、びっくりしました。
10年前はそのだましに気付けず、今は正しい知識を理解できるので「わたしもセラピストとして成長できているんだな」と、改めて感じたことはうれしいです。

10年前のわたし、勉強不足!
でも、業界の中ではコルギ=禁止行為とはなっていないようなので、わたしの知らないルールがあるのかもしれません。

ていうかさ、この骨気協会の代表の方は小顔じゃないよね。

確かに!
髪の毛で輪郭隠しちゃってるし。
ということで、今回はちょっと辛口でコルギを評価しましたが、もし他のご意見をお持ちの方がいらっしゃったら教えてくださいm(_ _)m

次回は「コルギより安全!簡単に小顔になれる方法」をお送りします。
コルギのように高いお金を払わなくても小顔になれる方法があります。
ぜひ次の記事もチェックしてみて下さいね。
それではみなさんが、安全にきれいになって下さるとうれしいです!
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