こんにちは!ぐりこです。
先日、リンパトリートメントの施術をしていたら、お客様の腰回りにひっかいた跡がありました。
腰に触れると、カッチカチ。
「これは凝りすぎちゃってかゆくなったんだなぁ。」と思いました。

身体が凝るのと、かゆくなるのって、なんか関係があるの?

あるんだよ~。
正確には身体の凝りが肌の乾燥をまねいて、その結果かゆくなるの。
今日はその流れを説明するね。
ということで、解説していきます(^^)
血流が悪くなると、肌が乾燥しやすくなる
夏場は何ともないけど、毎年冬になると身体がかゆくなる方、いらっしゃいませんか?
そのかゆくなる場所って、いつも凝っていたり、張りやすい場所だったりしませんか?

自分では凝ってるかどうかを判断できない方は、マッサージに行った時に「凝ってる」と言われるところを思い出してみて。
そう、凝りや張りが強い場所は、肌が乾燥しやすくなります。
なぜかと言うと、凝っているところのその周辺の血管が収縮(縮んで狭くなる)しやすくなるからです。
すると血液の流れが悪くなるので、お肌に運ばれる水分量も少なくなってしまうんです。
身体の水分は血液が運んでいます。
血液が運んでいるもの
- 酸素、二酸化炭素
- 栄養物、老廃物(身体から出たごみやいらないもの)
- 水分
- 体温
今の時期は見てわかるほどに足の乾燥がひどい方がいらっしゃいますが、そのような方は下半身への血流が悪くなっていることが原因です。

下半身への血流が悪くなる原因は、筋肉の凝りもあるけど、悪い身体の使い方が大部分を締めているよ。
こちらの「かかとのひび割れ」について書いた記事に詳しい説明が載っているから、参考にしてみてね。

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肌が乾燥すると、かゆくなるのはなぜ?
身体が凝りすぎて血管が収縮してしまうと、肌表面まで水分が行き渡りにくくなります。
砂漠状態になった角質層はめくれあがり、お肌のバリア機能が低下します。
お肌のバリア機能とは、外からの刺激から肌を守る機能のことです。
乾燥などの理由で角質層のバリア機能が低下すると、外からの刺激に耐える力が弱くなり、かゆみを引き起こします。

頬のざらつきが気になるときは、こんな感じで角質層の上部がめくれているときです。
このように肌表面が荒れると洋服が擦れただけでも刺激になり、かゆくなってしまうんですね。

でも、身体の凝りは1年中ある人もいるよね?
どうして冬場だけかゆくなっちゃうの?
なぜ冬場は肌がかゆくなりやすいのか
身体が凝る➡血行が悪くなる➡肌が乾燥しやすくなる
この流れは、とくに冬場だけ起こることじゃないですよね。
ではなぜ冬場は肌のかゆみが起こりやすいのでしょうか?

それはやっぱり空気の乾燥がひどいからだよね!

その通りで、湿度が高めの時期は肌表面の水分が奪われることがあんまりないから、かゆみが出るほど肌が荒れることはないよね。
あと、冬は寒さで身体が縮こまりやすくなるから、いつもより身体の動きが小さくなっちゃうことで血行不良になりやすいっていうことも関係するね。
身体の動きが小さくなるということは、筋肉の動きも小さくなり、そのぶん血行が悪くなってしまいます。
寒い時期も身体が縮こまらないように気を付けて、身体を伸び伸びと大きく使うだけでも全身の血行が良くなり、身体の乾燥も起こりにくくなります。
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まとめ
それでは、本日のおさらいをしていきましょう!
- 身体が凝ると血行不良になり、肌が乾燥しやすくなる。
- 肌が乾燥すると、肌表面がめくれあがり、外部の刺激を受けやすくなることで肌がかゆくなる。
- 冬は空気が乾燥している分、肌も乾燥しやすくなるため、かゆみが起こりやすい。
- 寒さで身体が縮こまってしまうと身体が凝りやすくなるうえに、いつもよりも身体の動きが小さくなるため、より血行が悪くなり、肌が乾燥しやすくなる。
以上、いかがでしたでしょうか?
肌のかゆみは、血行不良が引き起こす肌の乾燥によるものがほとんどです。
寒いからといって縮こまってばかりいると、肌も乾燥しやすくなりますし、身体の冷え、むくみにもつながってしまいます。
レッグウォーマーやタイツなど、身体を温めるアイテムを上手に活用して、寒い季節もアクティブに身体を使いましょう!
それではみなさんが、快適に冬を過ごして下さるとうれしいです!
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